■Custom Firmware 3.03OE-Aリリース

 やっぱり出ると思っていたら出ましたね。帰ってきたら既にリリースされていたようで。さて前回からの変更点は、

 

 (1)ファームウェアのコアを3.02から3.03へ変更

 (2)Playstation1のISOファイルの圧縮起動をサポート

 (3)Playstation1の説明書ファイルをサポート(自分で作成可能)

 (4)フリーリージョン化のバグ修正

 (5)いくつかのバグ修正

 (6)SDKの追加

 

となっております。大きな変更点はやはりPlaystation1のゲームファイル圧縮起動サポートですね。これによってもっと多くの

ゲームをメモリースティックに導入可能になったのは良いですね。とりあえず試してみました。

 


●準備する物

(1)PSP v3.03 & v1.50のEBOOT.PBPファイル

(2)Custom Firmware 3.03 OE-A本体(ミラー)

 

●インストール方法

PSPのバージョンによって導入するフォルダが違います。注意してください。

 

PSP v1.50からのアップデート     → ms0:/PSP/GAME/ 

PSP v2.71SE or 3.02OE-A/OE-B  → ms0:/PSP/GAME150/

 

(1)Custom Firmware 3.03OE-A本体(以下CFW303OE-A)をダウンロードして、解凍する

(2)中にあるインストーラーである303oeflasher & 303oeflasher% の二つのフォルダと、DXARファイルを作成するための

  ファイルである oeupdmaker & oeupdmaker%の二つのフォルダをそれぞれ上記のパスに入れる

  

  [例].PSP 3.02OE-B等→ms0:/PSP/GAME150/303oeflasher or etc.....

  [例].PSP v1.50の場合→ms0:/PSP/GAME/303oeflasher or etc...

  

(3)PSPのアップデーター 2個(v1.50 + v3.03)のファイルをDXARファイルを作成するためにoeupdmakerフォルダ

  (%がついてない方のフォルダ)へそれぞれ150.PBP/303.PBPと名前を変えてコピーする(図1-1参照)

 

 

図1-1 アップデータをリネームして入れたとき(3.02OEの場合) 

 

(4)PCとUSB接続を切断する

(5)XMBから3.03 OE-A Update Makerを起動する

(6)3.03 OE-A Updater Makerはファイルが正しくおいてあれば自動的にカレントディレクトリにDATA.DXARを作成

  してくれる。この作業は結構時間がかかるので、しばらく待つ

 

(7)DATA.DXARファイルが作成されたら勝手にXMBに戻るので、再度PCとUSB接続する

(8)USB接続したら作成されたDATA.DXARファイルを今度はインストーラーのフォルダ303oeflasher(%がついていない方)

  にコピーする(図1-2参照)

 

 

 図1-2 DATA.DXARファイルを移動させる

 

(9)またUSB接続を切断する

(10)XMBから3.03 OE-A Firmware Install を起動する

(11)3.03 OE-A Firmware Installを起動すると警告画面が出るので、十分なバッテリーとAC電源を接続して

   準備が出来たら×ボタンで実行する

 

(12)終了すると手動で再起動するように表示されるので(図1-3)、再起動する

 

 

図1-3 3.03 OE-Aがインストールされた後 

 

(13)再起動すると3.03OE-Aになっているはず


●Playstation1のファイルを変換する

 今回のバージョンよりISO圧縮ファイル起動をサポートするようになりました。圧縮率は0(圧縮なし)〜9(最小サイズ)へ

10段階をサポートしているようです。ただ当然のことながら、最高圧縮にすると起動時間が遅くなります。更に今回からは

ゲーム名の追記やアイコンファイル等のインポートもサポートしているようです。

 

 アイコンファイルはアプリケーションのカレントディレクトリに入れておけば自動的に引っ張ってくるそうです。無い場合は

今まで通りBASE.PBPから引っ張ってくるようです。これはかなり便利ですね。 

 

▼構文

 

>popstation "タイトル名 in English" SLPS##### [圧縮率 0 - 9 を指定] ファイル名.iso

 

▼解説

 上記の構文は、

 

"タイトル名 in Emglish" - 導入するゲームのタイトルをダブルクオーテーションで囲って記述します

SLPS#####  - 適当なタイトルのナンバリング(#は適当な五桁の数字)

[圧縮率] - 0〜9を指定する

ファイル名.iso - 変換したいファイル名。ISOでなくてもOK

 

となっております。全てのオプションは必須であり、空白スペースで区切られています。ここを注意してください。


●導入後

 思った以上に導入は簡単でした。今回もまたオンボードのフラッシュを書き換えるので、作業には細心の注意を払って

下さい。慣れてくるとAC電源を接続するのが面倒になりますが、無くなったら終わりなのでとりあえずつけておきましょう。

 

 肝心の新しいpopstationを試していないので、どのくらい圧縮されるのかを追記したいと思います。とりあえず圧縮する前の

イメージファイルは動作しました(当たり前)。余談ですが、管理人はOE-BでPS1のゲームが出来るようになってからという物の

クソゲーから良作ゲームまで買いあさってます。なので一応手持ちの物を適当に変換してみて、そのうち一覧表とか作れたら

良いと思っています。

 

 

 

とりあえずFFTを変換してみました。圧縮率を9にしてみたら528MByte→250MByteと半分になったものの、起動しません

でした。0にしたら普通に起動できましたが、圧縮すると起動できないのがボコボコでてきそうですね。ちょっと圧縮を考えて

1-3程度が良いんでしょうかね。


■Custom Firmware 3.03OE-A2リリース

 Dark Alex氏によるCFW 3.03OE-Aのバグ修正版であるOE-A2がリリースされました。前回からの変更点は、

 

 (1)UMD/ISOゲームを起動するときにCPU速度を変更可能にした

 (2)リカバリーモードでのバグ修正

 (3)ISOエミュレーションをする際のコードの見直し

 

となっております。今回は大幅な変更はないもののバグ修正させているので、CFW 3.03OE-Aをお使いの方はアップデート

するほうが良いかもしれません。

 

●インストール方法

(1)アップデーター本体をダウンロードしておく。なおPSP本体はCFW 3.03OE-Aであることが必須

(2)バッテリーとAC電源を接続しておく

(3)アップデーター本体を解凍し、そのままMSのルートに上書きする

(4)XMBから3.03OE-A2 Updateを起動する

(5)アップデーターは数秒で終わり、終了すると自動的にXMBに戻る

(6)XMBへ戻った後本体設定を見てみるとバージョン情報が3.03OE-A'と変更されている

 

●インストール終了後

 特に変わったという点はありませんが、リカバリーモードのバグ修正なので念のために導入するほうがよさげですね。また

CPU速度も変更できるようになったみたいなので、このあたりをいじりたい人にとってはお勧めなアップデートです。

 

 

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