■Custom Firmware 3.03OE-Cリリース

 OE-Bから結構間があったような気がしますが、PSP v3.03の機能とPSP v1.50の機能を併せ持つCFWの最新版がリリース

されました。今回の変更点は、

 

 (1)AVCビデオ再生時のビットレートの制限を解除した。通常は768kbpsだが、OE-Cを使う事で16384kbpsまでのビットレート

   に対応

 

 (2)CFWのブート時間を前回までのバージョンより3秒くらい速くした

 (3)XMB動作時のCPU速度を変更出来るようにした

 (4)WiFi(ネットワーク通信)を333MHzで動作させる事が出来るようになった

 (5)Booster氏のUSBSSSのコードを参考にして、リカバリーモードでflash0/1にアクセス出来るようになった

 (6)PSPのISOファイルを削除出来るようにした

 (7)CFW3.03OE-C上でメモリースティックをフォーマットすると、自動的にCFWで必要なフォルダを作製するようにした

 (8)コアになってるコード(Homebrew Enabler)の変更

 (9)popstation.exeの変更。暗号化されていないDATA.PSPも使えるようにした

 (10)上記で作製したPS1のファイルはKEYS.BINが必要ないが、OE-C以前のものでは動作しない

 

となっております。個人的には(8)-(9)辺りが非常に痛いと思ったら、以前のバージョンで動かないだけみたいですね。

今回は前回のバージョンのようにちょっとした変更点ではないため、DATA.DXARを作製しなければならないようです。

 


*注意*

以下の手順を踏む事で最悪PSPが動作しなくなる事があります。以下の説明で分からないところが有れば、止めておいた

方がよいです。実行は自己責任でお願いします。

 

また過去にflash0をマニュアルで弄った事のある人は、アップデートしない方が良いそうです。最悪アップデート作業で

PSPが壊れることがあるとのこと。元に戻した人は大丈夫そうですが。

 

 

●用意する物

(1)PSP v1.50とPSP v3.03のアップデーター(EBOOT.PBP)

(2)CFW 3.03OE-C本体

(3)Playstation3(PS1エミュレーター動作させる場合は必須)

(4)Playstation1のCD(動作させる場合必須)

 

 

●導入方法

PSPのバージョンによって導入するフォルダが違います。注意してください。

 

PSP v1.50からのアップデート     → ms0:/PSP/GAME/ 

PSP v2.71SE or 3.03OE-A/OE-B  → ms0:/PSP/GAME150/

 

(1)Custom Firmware 3.03OE-C本体(以下CFW303OE-C)をダウンロードして、解凍する

(2)中にあるインストーラーである303oeflasher & 303oeflasher% の二つのフォルダと、DXARファイルを作成するための

  ファイルである oeupdmaker & oeupdmaker%の二つのフォルダをそれぞれ上記のパスに入れる

  

  [例].PSP 3.03OE-B等→ms0:/PSP/GAME150/303oeflasher or etc.....

  [例].PSP v1.50の場合→ms0:/PSP/GAME/303oeflasher or etc...

  

(3)PSPのアップデーター 2個(v1.50 + v3.03)のファイルをDXARファイルを作成するためにoeupdmakerフォルダ

  (%がついてない方のフォルダ)へそれぞれ150.PBP/303.PBPと名前を変えてコピーする(図1-1参照)

 

 

図1-1 アップデータをリネームして入れたとき(3.03OEの場合) 

 

(4)PCとUSB接続を切断する

(5)XMBから3.03 OE-C Update Makerを起動する

(6)3.03 OE-C Updater Makerはファイルが正しくおいてあれば自動的にカレントディレクトリにDATA.DXARを作成

  してくれる。この作業は結構時間がかかるので、しばらく待つ

 

(7)DATA.DXARファイルが作成されたら勝手にXMBに戻るので、再度PCとUSB接続する

(8)USB接続したら作成されたDATA.DXARファイルを今度はインストーラーのフォルダ303oeflasher(%がついていない方)

  にコピーする(図1-2参照)

 

 

 図1-2 DATA.DXARファイルを移動させる

 

(9)またUSB接続を切断する

(10)XMBから3.03 OE-C Firmware Install を起動する

(11)3.03 OE-C Firmware Installを起動すると警告画面が出るので、十分なバッテリーとAC電源を接続して

   準備が出来たら×ボタンで実行する

 

(12)終了すると手動で再起動するように表示されるので(図1-3)、再起動する

 

 

図1-3 3.03 OE-Aがインストールされた後 

 

(13)再起動すると3.03OE-Cになっているはず

 

●導入後

 今までは起動にもたついていましたが、OE-Cにしてみると分かるぐらいに速くなっています。とりあえず色々と新しく

なっているようなので、ちょっと気にする人は導入してみても良いかもしれません。

 

 

 

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