■PSP v3.11で機能追加された公式PS1エミュレーターをCFW 3.10OEで使用する
PSP v3.11では公式PS1のエミュレーター機能が強化され、ゲームリセットを利用する事が出来るようになりました。これを
v3.11へのアップデートなしに使ってしまおうというプラグインがDark Alex氏の手によってリリースされました。意外とゲーム
リセット機能は使えそうなので、少しの手間で使用出来るようになるのは良いですね。早速試してみました。
●用意する物
(1)PSP v3.11のアップデーター(EBOOT.PBP)
(2)PSAR Dumper(最新のv3.11を復号化可能なもの。)
(3)Plugin to load ANY POPS 3.10 and Next OE's
●導入方法
(1)Pluginファイルをダウンロード、解凍後に出来たフォルダ「seplugins」をそのままMSのルートディレクトリにコピーする
(2)v3.11のEBOOT.PBPからDATA.PSARを抜き出して、MSのルートディレクトリにコピーする
(3)PSAR Dumperを使用して、抜き出したDATA.PSARを展開する(Decrypt all functionを必ず使用する事)
(4)PCとUSB接続し、(3)で作製したファームウェア展開データフォルダF0に移動する
(5)PS1公式エミュレーター本体である下記のファイル群を先ほどコピーしたms0:/seplugins/popsloader/以下にコピー
する。但しv3.11の展開データーにはmeaudio.prxは存在しないので、v3.11の場合はpops.prx / popsman.prxだけで良い
●コピー対象のファイル
>ms0:/F0/kd/meaudio.prx (v3.11未満のFWのみ存在)
>ms0:/F0/kd/pops.prx (v3.xx系全てに存在)
>ms0:/F0/kd/popsman.prx (v3.xx系全てに存在)
(6)コピーしたファイルをそれぞれpops311.prx / popsman311.prxとリネームする(図1-1参照)
図1-1 リネーム後のファイル構成
(7)PSPの電源を切り、Rボタンを押し続けながら電源を入れ、リカバリーモードを起動する
(8)Pluginの設定を行う
図1-2 リカバリーモード起動
(9)Pluginの設定では上記までの手順でインストールしたエミュレーターを起動するためのpopsloader.prxが
最初無効になっているので、これを有効にしてリカバリーモードを終了する
図1-3 popsloader.prxを有効にする
(10)再びPSPを起動し、導入しているPS1のゲームを起動する
(11)すると初期起動のみ図1-4のようにどのバージョンのプラグインを使用するかが聞かれるので、今回はv3.11を
選択する
図1-4 初期起動時のみ選択する
(12)後は普通通りで、v3.11で追加された新機能が使えるようになっているはず
●動作画像
というわけで、結構面倒な手順を踏みますが一度導入するだけで後々に繋がっていくのでお勧めです。上の画像を見て
いただけると分かりますが、v3.11で追加されたゲームリセット機能がちゃんと使用出来る状態になっております。リセット
機能を使用したい人は導入してみては如何でしょうか。
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