■古いニュース(2007/01/16 - 2007/01/27)
2007/01/27 | |
■PSP v2.00からPSP v3.03まで自作ソフトを動作する事の出来るバグが発見される 遂にその穴が見つかったようです。今回見つかったのは、以前までよく使用されていたGTA:Liberty City Stories の 初期UMDの抱えているセーブデーターのバグで、これを利用してPSP v2,00から最新のPSP v3.03まで動作する自作ソフトの ロードが出来るようになりました。このことによって、PSP v3.03のダウングレーダーが出る日も近いとも言われているよう です。というわけで早速試してみました。
●準備する物 (1)GTA:LCSの初期UMD(後期版では不可能) (2)PSP FW v2.00〜v3.03までのもの
●動作手順 (1)ファイルをダウンロードしてくる (2)GTA:LCSのセーブデータをms0:/PSP/SAVEDATA/以下にコピーする。 (3)UMDを入れ、ゲームを動作させる (4)OP後、メモリースティックから勝手にロードする (5)するとHello world画面が表示される
●動作画像
久しぶりに引っ張り出したGTA:LCSを使用して動作させてみました。ロード後、上記右画像のように炎をバックにHello world が表示されました。いやぁ、素晴らしいですね。これまでGTA:LCSを手放さずに持っていた人にとっては朗報ですね。
●導入後 今回はPSP CFW 3.03OE-Cで行ってみましたが普通に起動してしまい、これはすごいなと思いました。待ち望まれるのは ダウングレーダーですが、この登場もかなり近いのではないでしょうか?というか、いつもバグ穴が見つかるたびにダウン グレーダーがすぐに出るので、これから2~3日の動向には注視しておいた方がよいでしょう。
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2007/01/26 | |
OE-Bから結構間があったような気がしますが、PSP v3.03の機能とPSP v1.50の機能を併せ持つCFWの最新版がリリース されました。今回の変更点は、
(1)AVCビデオ再生時のビットレートの制限を解除した。通常は768kbpsだが、OE-Cを使う事で16384kbpsまでのビットレート に対応
(2)CFWのブート時間を前回までのバージョンより3秒くらい速くした (3)XMB動作時のCPU速度を変更出来るようにした (4)WiFi(ネットワーク通信)を333MHzで動作させる事が出来るようになった (5)Booster氏のUSBSSSのコードを参考にして、リカバリーモードでflash0/1にアクセス出来るようになった (6)PSPのISOファイルを削除出来るようにした (7)CFW3.03OE-C上でメモリースティックをフォーマットすると、自動的にCFWで必要なフォルダを作製するようにした (8)コアになってるコード(Homebrew Enabler)の変更 (9)popstation.exeの変更。暗号化されていないDATA.PSPも使えるようにした (10)上記で作製したPS1のファイルはKEYS.BINが必要ないが、OE-C以前のものでは動作しない
となっております。個人的には(8)-(9)辺りが非常に痛いと思ったら、以前のバージョンで動かないだけみたいですね。 今回は前回のバージョンのようにちょっとした変更点ではないため、DATA.DXARを作製しなければならないようです。 *注意* 以下の手順を踏む事で最悪PSPが動作しなくなる事があります。以下の説明で分からないところが有れば、止めておいた 方がよいです。実行は自己責任でお願いします。
また過去にflash0をマニュアルで弄った事のある人は、アップデートしない方が良いそうです。最悪アップデート作業で PSPが壊れることがあるとのこと。元に戻した人は大丈夫そうですが。
●用意する物 (1)PSP v1.50とPSP v3.03のアップデーター(EBOOT.PBP) (3)Playstation3(PS1エミュレーター動作させる場合は必須) (4)Playstation1のCD(動作させる場合必須)
●導入方法 PSPのバージョンによって導入するフォルダが違います。注意してください。
PSP v1.50からのアップデート → ms0:/PSP/GAME/ PSP v2.71SE or 3.03OE-A/OE-B → ms0:/PSP/GAME150/
(1)Custom Firmware 3.03OE-C本体(以下CFW303OE-C)をダウンロードして、解凍する (2)中にあるインストーラーである303oeflasher & 303oeflasher% の二つのフォルダと、DXARファイルを作成するための ファイルである oeupdmaker & oeupdmaker%の二つのフォルダをそれぞれ上記のパスに入れる
[例].PSP 3.03OE-B等→ms0:/PSP/GAME150/303oeflasher or etc..... [例].PSP v1.50の場合→ms0:/PSP/GAME/303oeflasher or etc...
(3)PSPのアップデーター 2個(v1.50 + v3.03)のファイルをDXARファイルを作成するためにoeupdmakerフォルダ (%がついてない方のフォルダ)へそれぞれ150.PBP/303.PBPと名前を変えてコピーする(図1-1参照)
図1-1 アップデータをリネームして入れたとき(3.03OEの場合)
(4)PCとUSB接続を切断する (5)XMBから3.03 OE-C Update Makerを起動する (6)3.03 OE-C Updater Makerはファイルが正しくおいてあれば自動的にカレントディレクトリにDATA.DXARを作成 してくれる。この作業は結構時間がかかるので、しばらく待つ
(7)DATA.DXARファイルが作成されたら勝手にXMBに戻るので、再度PCとUSB接続する (8)USB接続したら作成されたDATA.DXARファイルを今度はインストーラーのフォルダ303oeflasher(%がついていない方) にコピーする(図1-2参照)
図1-2 DATA.DXARファイルを移動させる
(9)またUSB接続を切断する (10)XMBから3.03 OE-C Firmware Install を起動する (11)3.03 OE-C Firmware Installを起動すると警告画面が出るので、十分なバッテリーとAC電源を接続して 準備が出来たら×ボタンで実行する
(12)終了すると手動で再起動するように表示されるので(図1-3)、再起動する
図1-3 3.03 OE-Aがインストールされた後
(13)再起動すると3.03OE-Cになっているはず
●導入後 今までは起動にもたついていましたが、OE-Cにしてみると分かるぐらいに速くなっています。とりあえず色々と新しく なっているようなので、ちょっと気にする人は導入してみても良いかもしれません。
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2007/01/25 | |
五日くらい前に出たIr接続のキーボードですが、面白そうなので購入してみました。購入したキーボードはWireless Keyboard (3169W)で、キーボード受付のプログラムで使用していた物と同じ物です。結構値が張りましたが、最近はネタがなかったので 足しにはなるかなと。
●動作画面
プログラムを起動してみて早速試してみました。当然の事ながら、あっさり文字も入力出来てしまいちょっと感動したものの こんなものかな、という感じがしました。まぁこれだけで終わってしまうとアレなので、このプログラムをちょっと改造してみたり しようかなと企んでおります。 |
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2007/01/20 | |
■PSPに外部キーボードを接続する new! というわけで出来てしまいました。誰かやってるかなと思って海外サイトとか見てみましたが、誰もやっていなかったようなの で、色々な文献とサンプルソフトを元に試してみました。これまでだと、Mobile Hackzさんの所ではIR接続によるキーボードが あったり、海外ではUSBでのキーボード接続があったみたいですが、こちらは詳細は明らかにされてません。
つい最近PSP Remote Cableの通信がRS232C接続で出来ると言う事を知って(かなり前に実現していたんですね)、これを 参考にすれば昔のPDAで使われていたやつで何かデーターのやりとりが出来るかも、と思い立ち早速実験してみました。
●参考サイト (2)PSP Remote (4)ps2.devスレッド[PSP remote control pinout?] (5)CLIE Fun!
●使用素材・機材 (1)外部キーボード Arvel PDAキーボード KBPD-SC600 (2)PSPリモートコントローラー(端子のみ使用) (3)SANWA DMM PM3 (4)1k抵抗(1608サイズ) (5)PSP v3.03OE-A
●使用ソフト (1)PSP Dev SDKサンプルコード(/usr/local/pspdev/sdk/sample/debug/sio/)
動作確認のためのソフトはPSPSDKのRS232C通信でデバッグ用に用いるプログラムをcygwinを使用し、コンパイルして 使いました。PDAのキーマップはさっぱりなので、このプログラムで地道に解析して判断していくしか無いですね。
●配線図 PSP-GPSを参考に、以下の接続をしてみました。PDAキーボードは元々CLIE PEG-NC600用のものですが、CLIEの 拡張コネクタ自体がRS232C接続だったのでそのまま端末として使えそうだなと接続しました。PSP Remote Cableの 作製のページではMAXIM 3232をかましていますが、今回は多分キーボードのチップがその辺りをやってくれてるはず と思い、そのまま接続してみました。
PDAキーボードに使用されている通信を司るチップのデータシートを見てみると、2.2V〜5.5V駆動であったのでPSPがPON した時からアクティブであるVout 2.5Vをそのまま使用しています。
接続自体は単純で下図のような配線になっています。PSPのリモートコントローラーの端子が特殊だったので最初は GBAのカートリッジを使用して基板切り出し(端子部分のみ)→自作だったのですが、接触が悪かったです。というわけで バリューパックを購入して付いてきたリモコンを一台潰して(配線半田外しのみ)、作製してみました。
●配線写真(使用前) 上記の実配線自体は余り面白くないので、今回使用した素材使用前のピン配線をとりあえず残しておきます。左がPSP リモコン、右がPDAキーボードコネクタとなっております。上記配線を見れば分かりますが、3本だけの配線でデータ送信 可能になっております。しかも1組が電源ライン、残り1本がTx(データ送信用)なので非常に簡単です。
●接続外観 接続してみると以下のような感じです。まだケーブル配線の所がアレなので、そのうちきれいに纏めたいと思います。 キーボード自体は非常に小さいので、このくらいのサイズで携帯出来るのは良いですね。まぁ普通に使えませんが。
●動作画像
というわけでソフトを起動してキーを叩いてみると何かデータ受信しているようです。この辺りをこれからはソフト面から コーディングしなければならないようです。キーマップは作製するとして、外部キーボードの使い道をどうするかが問題に なってきますね。PSPの動作に連動するようにCFWがブート時に読み込むプラグインとして作製すれば、使えるのですかね。 プラグインのSDKすらまだ読んでないので、さっぱりですが。
にしてもアサイン出来るものが今のところ限られている(PSPリモコンとして使用する限りは)ので、もうちょっと何かできないか なーと思っています。その気になれば普通にキーボードとして使えるのでしょうが、プログラミングが管理人には敷居の高い ものなのでその辺りはプログラム開発されている方に希望を託すしかなさそうです。
*追記* PSPUpdatesによると、新たなPSP向けワイヤレスキーボードが使えるようになったようです。こちらはワイヤレスで接続 するようで、Palm向けだったものらしいです。ソースコードも添付されていたので見てみると、こちらはIrでの通信を行っている のでちょっと参考にしてみたいと思います。
■Custom Firmware 3.xxのリカバリーモードを使用する 最近大きなネタが無いので、質問の多いリカバリーモードについてちょっと書いてみようかなと思います。このリカバリーモード はCFW 3.xx系だけでなくCFWのほぼ全てのバージョンで使用できる物で、
(1)CFWからPSP v1.50へ確実に戻る事が出来る (2)多少のオンボードフラッシュの破損の時でも起動可能 (3)リカバリー時にPSP v1.50以外のFWのEBOOT.PBPが入っていると警告・実行出来ない
となっております。特に(3)は間違ったEBOOT.PBPでのファームウェアアップデートを防いでくれるので、誤作動を防ぐ事が できます。通常はその名前の通り緊急なときに使用する物なので、CFWでアップデートした後に使用する事は余り無いとは 思いますが、とりあえず以下に手順を示したいと思います。
*注意* ここから先の手順を踏む事で最悪PSPが破壊される事があります。以下の手順を読んでみても分からなければ、実行しない 方が良いです。実行は自己責任の元行って下さい。
●用意する物 (1)Custom Firmware 3.02A等のファイル(圧縮ファイル内部にRECOVERYフォルダのあるもの) (2)PSP v1.50のEBOOT.PBP
●動作手順 (1)CFW 3.02A等からRECOVERYフォルダを見つけ出し、そのフォルダをms0:/PSP/GAME/以下にコピーする (2)PSP v1.50のEBOOT.PBPを ms0:/PSP/GAME/RECOVERY/に UPDATE.PBP とリネームしてコピーする。ここまでの コピー作業の結果でフォルダの構成が、下図1-1のようになっているはず
図1-1 リカバリーに必要なファイル・フォルダ群
(3)一端PSPの電源を切り(スリープモードは駄目)、Rボタンを押したまま電源を入れる (4)するとリカバリーモードのメニューが表示される
図1-2 リカバリモード起動
(5)メニューの上から3項目目のEBOOT.PBP起動メニューを選択する(×ボタン) (6)するとオンボードのフラッシュアップデーターが起動する
図1-3 オンボードフラッシュアップデータ起動
(7)十分なバッテリーと電源ラインを確保しておく (8)リカバリーアップデートを始める。この時はオンボードフラッシュを書き換えているので、最初はロードのためにMSへアクセス するが後々アクセスランプが消えるので終わったと思わない事。画面に終了と出るまでひたすら待つ
図1-4 フラッシュ開始
(9)終了すると図1-5のように手動で再起動してくれ、という表示がされるので電源長押しで電源を切り、再起動する (10)再起動すると設定ファイルが壊れていると言われるが、○ボタンで初期化する (11)起動するとPSP v1.50へ戻っているはず
●リカバリーモードについて このプログラムもかなり危険を伴う行為なので、あまり多用しないほうが良いですね。といいつつも管理人はネタ作製のため に数度このリカバリーモードにお世話になっており、大変重宝しております。使用するときは、くれぐれも誤操作の無いように してください。 |
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2007/01/16 | |
■Avi Divx XviDを再生できるPSP向け自作プラグインがトロイの木馬ということが判明 最近ではCFWなどの普及によって自分で作製したプラグインを読み込み、機能を拡張する事が出来るようになりました。その 事を悪用してPSPを壊してやろうと企む輩が居るようで、今回もその一例のようです。どこでリリースされているかは分かりま せんが、様々な動画形式に対応したPSP向けプラグインはトロイの木馬らしいです。製作者の名前はSc00pで、使用すると PSPが破壊されるそうです。
どこかで見つけた場合はダウンロードしないようにして下さい。今回の例もある事から、身元のはっきりしないファイルなどを 不用意に読み込むのは止めた方が良さそうですね。 |
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