■PSPに外部キーボードを接続する new! というわけで出来てしまいました。誰かやってるかなと思って海外サイトとか見てみましたが、誰もやっていなかったようなの で、色々な文献とサンプルソフトを元に試してみました。これまでだと、Mobile Hackzさんの所ではIR接続によるキーボードが あったり、海外ではUSBでのキーボード接続があったみたいですが、こちらは詳細は明らかにされてません。
つい最近PSP Remote Cableの通信がRS232C接続で出来ると言う事を知って(かなり前に実現していたんですね)、これを 参考にすれば昔のPDAで使われていたやつで何かデーターのやりとりが出来るかも、と思い立ち早速実験してみました。
●参考サイト (2)PSP Remote (4)ps2.devスレッド[PSP remote control pinout?] (5)CLIE Fun!
●使用素材・機材 (1)外部キーボード Arvel PDAキーボード KBPD-SC600 (2)PSPリモートコントローラー(端子のみ使用) (3)SANWA DMM PM3 (4)1k抵抗(1608サイズ) (5)PSP v3.03OE-A
●使用ソフト (1)PSP Dev SDKサンプルコード(/usr/local/pspdev/sdk/sample/debug/sio/)
動作確認のためのソフトはPSPSDKのRS232C通信でデバッグ用に用いるプログラムをcygwinを使用し、コンパイルして 使いました。PDAのキーマップはさっぱりなので、このプログラムで地道に解析して判断していくしか無いですね。
●配線図 PSP-GPSを参考に、以下の接続をしてみました。PDAキーボードは元々CLIE PEG-NC600用のものですが、CLIEの 拡張コネクタ自体がRS232C接続だったのでそのまま端末として使えそうだなと接続しました。PSP Remote Cableの 作製のページではMAXIM 3232をかましていますが、今回は多分キーボードのチップがその辺りをやってくれてるはず と思い、そのまま接続してみました。
PDAキーボードに使用されている通信を司るチップのデータシートを見てみると、2.2V〜5.5V駆動であったのでPSPがPON した時からアクティブであるVout 2.5Vをそのまま使用しています。
接続自体は単純で下図のような配線になっています。PSPのリモートコントローラーの端子が特殊だったので最初は GBAのカートリッジを使用して基板切り出し(端子部分のみ)→自作だったのですが、接触が悪かったです。というわけで バリューパックを購入して付いてきたリモコンを一台潰して(配線半田外しのみ)、作製してみました。
●配線写真(使用前) 上記の実配線自体は余り面白くないので、今回使用した素材使用前のピン配線をとりあえず残しておきます。左がPSP リモコン、右がPDAキーボードコネクタとなっております。上記配線を見れば分かりますが、3本だけの配線でデータ送信 可能になっております。しかも1組が電源ライン、残り1本がTx(データ送信用)なので非常に簡単です。
●接続外観 接続してみると以下のような感じです。まだケーブル配線の所がアレなので、そのうちきれいに纏めたいと思います。 キーボード自体は非常に小さいので、このくらいのサイズで携帯出来るのは良いですね。まぁ普通に使えませんが。
●動作画像
というわけでソフトを起動してキーを叩いてみると何かデータ受信しているようです。この辺りをこれからはソフト面から コーディングしなければならないようです。キーマップは作製するとして、外部キーボードの使い道をどうするかが問題に なってきますね。PSPの動作に連動するようにCFWがブート時に読み込むプラグインとして作製すれば、使えるのですかね。 プラグインのSDKすらまだ読んでないので、さっぱりですが。
にしてもアサイン出来るものが今のところ限られている(PSPリモコンとして使用する限りは)ので、もうちょっと何かできないか なーと思っています。その気になれば普通にキーボードとして使えるのでしょうが、プログラミングが管理人には敷居の高い ものなのでその辺りはプログラム開発されている方に希望を託すしかなさそうです。
*追記* PSPUpdatesによると、新たなPSP向けワイヤレスキーボードが使えるようになったようです。こちらはワイヤレスで接続 するようで、Palm向けだったものらしいです。ソースコードも添付されていたので見てみると、こちらはIrでの通信を行っている のでちょっと参考にしてみたいと思います。
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