■新型PSP-2000向けCustom Firmware 3.60M33が遂にリリース!

 いつ出るのかなと記事を書いていたら、もうリリースされたようです!起動にはPandora's Batteryを使用するみたいです。今回のCFWは

前回までのv1.50のIPLベースではなく、3.xx系のIPLをコアとしているもののようです。機能としては、

 

 (1)Custom Firmware 3.52M33の全機能を引き継いでいる

 (2)v1.50のカーネルもサポート(PSP-2000ではハードウェアの関係から現状では動作しない)

 (3)これまでのCFWと同じようにGAME/GAME150/GAME360フォルダから自作ソフトを読み込むが、カーネルはv3.60を使用する

   このため1.50のカーネルに特化した自作ソフトは動作しない。このため開発者が2.xx系のカーネルに合わせたソフトを新しく

   開発する必要がある

 

 (4)上記のような理由のため、SDKを同梱した

 

となっているようです。幾つかの自作ソフト起動には少し時間が掛かるかもしれませんが、新型PSPでまさかCFWが適用出来るようになる

とは素晴らしいの一言に尽きますね。


*注意*

これから下記に示す手順を踏む事でPSP-2000が壊れて起動しなくなる可能性があります。壊れても良いよ、という人だけお試し下さい。

  

●用意するもの(ハードウェア)

(1)新型PSP-2000(AA)

(2)スペアの純正のPSP専用バッテリー(AA)

(3)適当なメモリースティックPro Duo(Pro Duoで有る事に注意)

(4)PSP v1.50かCFWの導入された別のPSP(*PSP-2000以外にもう一台必要*)

 

●用意するもの(ソフトウェア)

(1)Pandora's Battery(適用したメモリースティックとバッテリー 導入方法はこのページを参照)

(2)Custom Firmware 3.60M33(ミラーしました)

(3)PSP v3.50のアップデーターEBOOT.PBP

(4)PSP v3.40のアップデーターEBOOT.PBP


●導入方法

 

▼[PSP v1.50かCFWの導入されたPSPでの作業]

(1)Pandora's Batteryの適用されたメモリースティックとバッテリーを用意し、CFW 3.60M33フォルダ内にあるプログラムを

   ms0:/PSP/GAME/(v1.50の場合)ms0:/PSP/GAME150/(CFWの場合)にコピーする

 

(2)公式アップデータであるv3.50とv3.40のEBOOT.PBPをそれぞれ350.PBP・340.PBPとリネームし、ms0:/PSP/GAME/pandora_slim

  にコピーする

 

 

図1-1 フォルダ構成  

 

(3)上記で導入したPSPの公式ファームウェアはMS内のPandora向けのカーネル用に使用するだけで、オンボードフラッシュを書き換える

  ために使用するのではない

 

(4)XMBからPandora's Batteryを導入したメモリースティックに改変を加えるインストーラープログラム(Pandora Ext. for Slim 3.60 M33)  を起動させる

 

  

図1-2 Pandora's Batteryの適用されたMS Pro DuoにPSP-2000用を適用 

 

(5)適用が終わったらメモリースティックを抜く

 

▼[新型PSP-2000での作業]

(1)Pandora's Batteryの導入されたメモリースティックを入れる

(2)Pandora's BatteryでEEPROMを書き換えたバッテリーを装着する

 

 

図1-3 Pandora's Battery装着 

 

(3)すると電源は入るが、画面は暗いままである事に注意。これはPandora's BatteryがPSP-2000の画面に対応していないため

  起こる現象

 

(4)ここから先はどのボタンを押すかで結果が変化するので注意する事

 

(5-1)×ボタンを押すと、CFW 3.60M33をインストールする。この作業には少し時間が掛かる(書き換え作業のため)が、作業が終わったら

  自動的に電源が落ちる。その後再起動するとCFW 3.60M33になっているはず

 

(5-2)Lボタン+Rボタン+△ボタンを押すと、Custom Firmware 3.60M33の導入されているPSP-2000を元のPSP v3.60へ戻す

(5-3)□ボタンを押すと、PSP-2000のオンボードフラッシュをそのまま抜き出す。このファイル自体は66MBと少し大きいので、格納する

    だけのスペースがメモリースティックに必要

 

●導入について

 とりあえず自作ソフトやエミュレーターがどの程度動くのかが気になりますね。今回は真っ暗な画面でのアップデートとかなり緊張

しました。今回は初リリースという事もあり、Custom Firmware 3.60M33を導入した後に再度PSP v3.60へ戻せる事が出来るように

なっております。とりあえずリカバリーモードも起動するので、幾つかのプラグイン等は試せそうですね。

 

 

[HOMEへ戻る]


copyright (C) Emu on PSP 2007-