■古いニュース(2007/09/18 - 2007/09/27)

 

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2007/09/27  

■旧型PSP-1000でワンセグを動作させる

 現在の所新型PSP-2000においてのみ動作するとされていたワンセグチューナーですが、なんと旧型PSP-1000で動作させてしまう方法

が見つかったようです。この方法を見つけたのは「がんばれ!PSP&色々・・・」の管理人であるpspdensuke氏で、ワンセグチューナー関連

で必要となるprxファイルの導入、及びvshmain.prxの変更によるXMBからのワンセグ呼び出しによって実現しているようです。

 

 試しに管理人もPSP-1000(CFW 3.71M33/TA-079/ブラック)で試してみたところ、普通に動作してしまいました。これは素晴らしい

ですね。詳しい導入方法については私が記事にして良いかどうか分からないため、氏のHPをご覧下さい。

 

●動作画面

 

上記画像はワンセグを立ち上げたところで、右画像のように設定のアイコンがワンセグ呼び出しとなっております。これは凄いですね。

 

2007/09/24(Custom Firmware 3.71M33特集)  

■Custom Firmware 3.71M33リリース

 リリースまでにちょっと時間を置くとか言われていたCFW 3.71M33ですが、早速のリリースとなりました。今回のリリースではカーネルが

3.xx系のものとなっておりますが、後々カーネル1.50のパッチをリリースするとの事です。これは旧型向けのみで、PSP-2000ではパッチ

リリースは無いようです。

 このことに伴いCFW 3.71M33では自作ソフトが動作しなくなる可能性が高い(3.xxカーネル未対応は無理)なためにそんなに必要で

ない人は、導入しなくても良いかもしれません。また今回のリリースにはCFW 3.71M33向けのSDKが付属している(SCEIによるカーネルの

変更があったためこれまでのコードに少し手を加えなければ行けない)ので、開発者の方は見てみると良いかもしれません。

 

さて今回のリリースは、

 

 (1)v3.71がベースになっている

 (2)VSHメニューの起動をHOMEボタンからSELECTボタンへ変更した

 (3)PSP新型向け:自作ソフト等起動中は、UMDキャッシュをメモリ上に載せるようにした

 (4)3.xx系のiplと1.50のiplのどちらでも起動出来るようにした

 (5)後ほど1.50カーネルのものをリリースする予定

 

となっております。今回はPSP-2000/1000のどちらでも適用出来るものとしてリリースされている点が良いですね。またDark Alex氏の

公式ページが復活しており + M33 == Dark Alexという記述があり、前回・今回のリリースは氏の手によるものであるらしいです。

 

*注意*

下記の導入手順を踏む事でPSPが壊れるかもしれません。この手順で壊れた場合はSCEIのサポートも受けられず、直す事が出来ない

ので、壊れても自己責任だと思える心構えの持った人だけ実行して下さい。また下記は管理人の試した手順であり、全てが正しいとは

言えないので何か違いがあった場合はご連絡をお願い致します 

 

●用意するもの

(1)PSP v3.71の公式アップデーターEBOOT.PBP

(2-1)PSP-2000(Custom Firmware 3.60M33が適用されているもの)

(2-2)PSP-1000(Custom Firmware 3.52M33-3/M33-4が適用されているもの)

(3)Custom Firmware 3.71M33(ミラーしました)

 

●導入手順

(1)CFW 3.71M33のファイルをダウンロードし、解凍する

(2)解凍したフォルダ内に「UPDATE」フォルダがあるので、これをms0:/PSP/GAME/フォルダにコピーする

(3)PSP v3.71のアップデータファイルEBOOT.PBPを371.PBPとリネームする

(4)リネームした371.PBPファイルをms0:/PSP/GAME/UPDATE/フォルダにコピーする(下記参照)

 

  図1-1 フォルダ構成

 

(5)ここでPSP-1000の場合はリカバリーモードにて3.XX カーネルを使用するモードにしておく必要がある。デフォルトはGAME150フォルダ

  になっているため、弄っていない・どっちだが忘れてしまった場合は再確認すること。新型PSP-2000の場合は必要ない

 

 

図1-2  3.52のカーネルで設定(PSP-1000 CFW 3.52M33-4に於いて)

 

 

(6)バッテリー残量が78%以上である事を確認する。足りない場合は、起動しない

(7)XMBからアップデーターを起動する

 

 

 図1-3 XMBのアップデータアイコンはこんな感じ

 

(8)アップデーターが起動し、idstorageの正規性が確認される。ここで正しくない場合は、下記写真のように正しい値へ戻すためのパッチが

  を当てるように促されるので、ボタンを押して修正してもらう

 

 

図1-4 idstorageのパッチ当て警告 

 

(9)idstorageが正しく修正され、次に進むとPSP v3.71のアップデーターが起動する。ここで注意して欲しいのは、3.71のアップデート機能

 を使用しているだけで、正規の3.71になるわけではない

 

 

 

(10)後は通常のアップデートのようにアップデート開始する。正規アップデートに見えるが、ここで電源等を抜かない事。抜いたりした場合

  はPSPが壊れるだけ

 

(11)終了するまで待つ

(12)アップデートが終了し、バージョン情報を見ると 3.71M33になっているはず

 

●アップデート後

 

というわけでとりあえず壊れても良いPSP-1000(CFW 3.52M33-4)での導入を試してみました。PSP v3.71の公式アップデーターが

起動した時はちょっとびっくりしましたが、readme通りだったので通常通りアップデートを行ってみました旧型だとv3.52とは余り代わりが

ないように見えますね。とりあえず壊れなさそうなので、PSP-2000でも試してみたいと思います。

 

 

■ゲームラボ2007年10月号に寄稿させて頂きました

 そいえば忘れてましたが、今月ゲームラボ10月号にEmu on PSPとしてPandora's Batteryの記事を寄稿させて頂きました。興味の

ある人はお読みになって頂けると有り難いです。

 

2007/09/21-22  

■Pandora's Battery向けMultiLoader IPLリリース

 Devhookの開発などで知られるBooster氏が戻ってきました。氏の最新作はPandora's Batteryを利用して様々なバージョンのIPLを

読み込んでしまおうというツールです。今まではv1.50のIPLによる起動が必要でしたが、このツールの登場によって様々なIPLによる起動

がサポート出来るようになりました。さらにmspformatによるフォーマットが(ほぼ)必要でなくなり、通常のFATファイルを用いての起動も

可能となっております。このことによりPSP-2000で1.50のIPLを使用してみたり、自作のIPLでの起動も可能になりました。

 

 その起動に必要なファイル(boot file)の構造も分かっており、ReadMe.txtにその構成が記載されております。このboot fileの作製と

しては氏が後ほどSDKを用意するとの事で、色々なものがこれから作製されるのではないでしょうか。

 

●用意するもの

(1)適当なiplファイル(Pandora's Battery・Pandora's Battery for Slimで作製したものでも良い)

(2)Pandora's Batteryの適用されたバッテリー(サービスモードのバッテリー)

(3)適当な容量のメモリースティックPro Duo

(4)MS MultiLoader IPL本体

(5)Window XP/2000のパソコン

 

●導入手順

(1)メモリースティックPro DuoをPSPに入れておく

(2)PC上でMS MultiLoader IPLのファイルを解凍し、install_psp_ms_multi_loader_ipl.cmdをダブルクリックする(この時ログインしている

  ユーザーはAdministratorもしくはその権限を持つユーザーであること)

 

(3)するとコマンドプロンプトが出てきてPSPが接続されるのを待つ状態になる

(4)PCとPSPをUSB接続すると写真のように接続されブートコードを書き込むか聞かれるので、Yキーを押して書き込む

 

 

 

 

(5)次に使用したいIPLファイルをms0:/ipl/フォルダ以下に入れる。この時ファイル名によって起動出来るIPLが決まるので、以下の

  フォーマットに従ってリネームする

 

 ▼IPL起動について

 Lボタン+*ボタンによって起動出来るIPLが決まる。この時下記のファイルが呼び出される

  

 Lボタン+上ボタン -  ms0:/ipl/ipl_up.bin

 Lボタン+下ボタン -  ms0:/ipl/ipl_dn.bin

 Lボタン+右ボタン -  ms0:/ipl/ipl_rt.bin

 Lボタン+左ボタン -  ms0:/ipl/ipl_lt.bin

 Lボタンのみ -  ms0:/ipl/ipl.bin

 何も押さない - 通常起動

 

(6)電源を切りブートコードを適用したMS Pro Duoを挿入し、Pandora's Batteryの適用されたバッテリーを装着して上記ボタン操作

  による様々なIPL起動を行ってみる

 

●動作画面

 

というわけで試してみました。とりあえず適当なIPLがなかったので、PSP-2000向けCFWで作製したIPLをPSP-1000で起動してみたり

してみました。上記画像はPSPのエラー時のHW設定(らしい?)らしく、IPLが見つからない時やブートエラーしている時に見られるWLAN+

電源LEDの高速点滅です。ロードされるファイルが無い場合等に見る事が出来ます。最大で5つものIPLを試す事が出来るので、開発する

方にとっては非常に便利かと思います。後はBooster氏によるSDKのリリースでこれからどのような展開になるかが楽しみですね。

 今回はちょっと書きませんでしたが、Pandora's Batteryのリカバリーメニューの表示も可能ですので併用してみたい人は実行して

みては如何でしょうか。

 

 

■PSP-2000向けワンセグチューナーを購入してみました

 というわけでめでたく発売となったPSP-2000(AA)ですが、その周辺機器であるワンセグチューナー(AA)を購入してみました。おそらく

大半の人が思ってるのがCustom Firmwareでの動作ですが、こちらはばっちりでした。CFWだとうまく機能しないかも、と思ってましたが

普通に動作しております。

 

 

●動作画面 

上記は適当なソースを表示してみたところですが、普通に映ってます。感度が若干厳しいのがありますが、外部アンテナ入力もあるので

モバイルする時に適当なアンテナを挿してみるのも手ですね。

 

2007/09/18  

■Custom Firmwareの開発が難しくなってきているという事実 

 Team M33による新型PSP向けのCFWがリリースされほっと一安心している今日この頃ですが、Team M33のコメントによるとこれから

先にリリースするCFWの開発が困難になってきているとの事。その原因として、以前にリークしたDark Alex氏によるOpen Editionのソース

コードの流出が挙げられます。

 

 このソースコード流出のために色々なバージョンのCFWが作られている(Wildcard、AoP等)現状ですが、その反面でこのソースコードが

解析され、公式ファームウェアのコアモジュールにも対策がじわじわとされているようです。色々なバージョンのCFWが出回っていくのは

良い事ですが、公式が対策してくるとは厳しいですね。

 

 

■新型PSP-2000を楽しむ

 本発売である9/20を今週に控えた新型PSP-2000(AA)ですが、既にCustom Firmware 3.60M33もリリースされ、色々なエミュレータ

・自作ソフトがリリースされております。昨日はカーネル1.50を使用しての自作ソフトロードを可能にするためのeLoaderがリリースされたり

と、更に加速していきそうです。とりあえず今何が出来るのかを簡単にですが、ちょっと纏めてみたいと思います。

 

▼まずはCustom Firmware 3.60M33を導入する

 何をするにもまずはCFW 3.60M33を導入しなければ始まりません。この作業は壊れる可能性をかなり有しているので、実行には細心の

注意を払って下さい。導入のためのページはこちらから。

 

▼エミュレーター動作について

 特に需要の高いと思われるエミュレーターですが、カーネル3.xx系動作に対応したものを公式でリリースを管理人が確認しているのは

下記の通りです。

 

 (1)Snes9xTYL 0.4.2 Ported to the Slim  -  SNESエミュレータ

 (2)CPS1PSP 2.0.6 for fw3.xx  -  Capcon Play System 1エミュレータ

 (3)CPS2PSP 2.0.6 for fw3.xx  -  Capcon Play System 2エミュレータ

 (4)MVSPSP 2.0.6 for fw3.xx   -  Neogeo MVS エミュレータ

 (5)NCDPSP 2.0 for fw3.xx  -  Neogeo CDZエミュレータ

 

 

▼保護フィルムについて

 PSPを買うたびに保護フィルムを購入するのもアレなので、100円ショップを使う事にしました。100円ショップではカーナビ用の大きな

保護フィルムが売っているので、これを切り貼りすると何台かに分ける事が出来かつ安く済みます。今回は8インチ版を購入してみました

が、このサイズで2台分位取る事が出来ます。透過率もなかなかのものです。

 

 

▼No-UMD機能について

 次にメモリースティックからの起動ですね。いくらキャッシュが効くようになったからと言っても、やはりUMDを入れてロードするのはまだ

ちょっと時間が掛かりますし、バッテリー持続時間も削られてしまいます。新型PSPでもCFW 3.60M33を導入していれば、NO-UMD化が

可能です。

 

●導入手順

(1)適当なUMDをバックアップ(マスターUMDを必ず持っておく事)し、メモリースティックの適切な位置(ms0:/ISO/)にコピーする

(2)リカバリーモードでNP9660かM33 Driverモード等のNO-UMDモードを設定する

 

 

 

(3)上記が正しく設定されていれば、XMBから起動出来るはず

 

●動作について

 

今回はFFVIIクライシスコア(AA)を使用してみましたが、普通に動作してしまいました(無圧縮 1.6GB程度)。使用したNO-UMDモードは

M33とNP9660ですが、どちらの起動も確認しました。メインメモリが64MBへ増加された事も有るのか知りませんが、ちょっと早くなっている

ように感じます。

 

 

 


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